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​選別と焙煎

 珈琲を育て収穫する行程は現地ですが、日本に到着して、更に焙煎前の生豆を入念に見て悪い豆などを取り除きます。

 これをハンドピックと言います。どんなに最高級と言われる生豆でもこれだけは絶対に欠かせない作業です。

 そしてこれが一番手間のかかる作業でもあります。

 次に焙煎作業です。焙煎とは生豆に表面から芯まで均一に火をとおすことです。

 大量でなければ手網や家庭用の鍋でも煎る事が出来ます。ただ、豆によって焙煎のプロセスが異なり、一様にいかないのが難しいところでしょう。

 珈琲が農産物であり収穫された地域や年によって状態が異なる自然食品だからです。

 焙煎が終わると最終段階の生豆の時と同じようにハンドピック作業があります。この作業が終わってやっと店頭に並ぶ訳です。

 豆のままお渡しすることもありますが、挽いてお渡しする場合、当店のチャフ取りマシンで大方のチャフが除去されたものをお渡しいたしておりますので、雑味も少なくすっきりした風味です。

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       なぜ小ロットの焙煎機なのか…

 焙煎機の種類によっては一回の焙煎量が数kgから数十kgのものがあります。しかし、当店の焙煎機は一度に1kgしか焼けません。
 大きな機械だと一度にたくさん焙煎できるので手間も少なく合理的なのですが、あえて小型の焙煎機にしたのには理由があります。
 それは新鮮珈琲へのこだわりです。焙煎された珈琲は風味の劣化が早く大変保存の難しい食品です。
 マイコーヒーハウスでは、できるだけ焼き溜めをせず、同じ銘柄の豆でも必要分を一日に何回でも煎ることで、鮮度の保持を心がけています。
 

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​良いコーヒーとは…

 よいコーヒーとはなんでしょう

先ず、第一に、価格に関係なく良質の生豆でなくてはなりません。

良質とは、欠点(醗酵豆や死豆等)のない生豆のことです。

 次に、新鮮な珈琲であること、焙煎してからの時間の経過が少ないことです。保存する環境にもよりますが焙煎後豆のままで約二週間、挽いて香りのあるうちでしょう。

 そして点てるときは挽きたてで、更に珈琲を点てるのに相応しい適正な温度(80℃~90℃位)であること、この温度差は湯温が低いと酸味が出やすくなり、高いと苦みが出やすくなるようです。

 点てた珈琲は冷めない内に飲み終えましょう。

  珈琲は沢山の種類があり、味も風味も香りもそれぞれの好みで選ぶ嗜好品です

 良質のコーヒーはその人にとって、必ずしも美味しいコーヒーとは限りませんが、悪いコーヒーは必ず不味いのです。

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